ワキガは病院の何科で検査できる?検査方法と費用も調査
ひょっとして臭ってるかも?と思って不安になった時、病院で検査してもらえばワキガかどうかはっきりわかりますよね。
このページでは「ワキガの検査って何科で受けれるのか?」について調査した内容をまとめていますので、参考にしてみてください。
自分でワキガだとわかれば良いのですが、わかりにくいのもワキガの特徴ですよね。
セルフチェックして当てはまる項目があっても断定はできません。勇気を出して病院で検査したいという方は参考にしてください。
ワキガの検査は皮膚科・形成外科(美容クリニック)で受けることができる
自分がワキガかもしれないと思ったとき、検査は皮膚科か形成外科(美容クリニック)でも受けれたりします。
今お住まいの地域にあって、病院のメニューに以下のような「ワキガ治療」の欄があれば検査も相談もスムーズにいきますよ。
ただ、今は皮膚科でワキガの検査を行っているところは少ないので、形成外科での検査が主流です。
出典:https://cecile-cl.com/medical/
ワキガかどうかの検査方法
ワキガであるかを検査するには以下の2つの方法があります。
- ガーゼによる臭いで判断
- 試験切開
どういった試験になるかはクリニックによって異なりますので、相談しに行ったときによく聞いてみる必要があります。また、検査前にはデオドラントでケアするのはやめておきましょう。正しく判断できない可能性があります。
この2つの方法について解説していきます。
ガーゼで判断|医師がワキガかどうかを臭いで判断
脇の下にガーゼをあてて固定し、1分程おきます。
そして脇から外し、そのガーゼを医師が臭いで確認します。
かなり原始的な方法で、直接臭いを嗅がれるので恥ずかしさもあります。また、臭いはいつも一定ではなく、臭いがきつくなる時もあればあまりしない時もありますよね。
判断も確実ではなく、ブレが出てしまうので正確性にかけます。
試験切開|試験だけのために切るのはためらいがある
名前の通り切開して目視でワキガかどうかを確認します。
ワキガ体質の人はアポクリン汗腺が普通の人に比べて多いです。メスを入れて脇の下の皮膚をめくって、確認しますが、見た感じ密集した魚の卵のような感じのようです。
確実に判断できますが、メスの後が完璧に消えるわけはないですし、以下でご紹介していますが、費用もそれなりにかかります。
補足|血液検査は手術前に検査として行うだけ
血液検査でワキガかどうかわかるわけではありません。
形成外科などでワキガの手術を決めた場合に、事前準備として血液検査を行うだけです。
手術における支障がないかを確認するだけですので、誤解が無いように記載しておきました。
ただ、ワキガ臭の強い人は体内の血漿(けっしょう)が少ない傾向にあるようです。
血漿の働きのひとつとして、アンモニア・タンパク質・尿素を腎臓に運びますが、血漿が少ないので運搬が間に合わず、血液中から体外へ臭いや汗として排出し、体臭がきつくなるということが起きます。アポクリン汗腺から出るアンモニアやタンパク質も増えて菌の餌となってしまうので、ワキガには良くないですね。
増やす方法もは特になく、正しい食事や生活習慣が重要なようですね。
ワキガかどうかの検査費用はいくら?値段相場を調査!
検査の価格についてはクリニックによって変わりますし、情報がありませんが調査した内容をシェアしておきますね。
- ガーゼでの検査費用:3,000円程度
- 試験切開:試験切開50,000円程度
- 血液検査:10,800円程度(手術前の検査として)
試験切開の場合はほぼ手術なので、かなり高額になってしまいますね。そのため、まずは相談、カウンセリングという目的だけでガーゼでの検査をしてもらうのが良さそうですね。
子供の場合は特にメスを入れるのはかわいそうなので、ガーゼでの検査をさせてあげてください。
病院に行く前に確認!ワキガと勘違いしやすい2つの症状とセルフチェック
一般的にワキガと混同されやすい症状が2つあります。それは「多汗症」と「自臭症」です。
多汗症(たかんしょう)
多汗症(たかんしょう)とは、体温の調節に必要な通常の範囲を超えて、発汗が異常に増加することを指す症状である。手、足、腋の下、顔などに、日常生活に支障を来たす程の発汗過剰を認める疾患である。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E6%B1%97%E7%97%87
多汗症による異常な発汗では、脇からの発汗も多いため勘違いしてしまうことが多いです。エクリン汗腺からの汗が多くて、放置しておくことで雑菌が繁殖して臭いますが、ワキガではなくツーンとするような汗臭になることが多いです。
多汗症はまず病院で診てもらう必要があるので、ワキガ同様に検査として皮膚科や美容クリニックに行くことを推奨します。
自臭症(じしゅうしょう)
自臭症とは、嗅覚に幻覚を伴う「精神疾患」であり、「自分が臭っているのではないか」と思い込んでしまう精神的な失調を指します。
簡単に言ってしまうと、「気のせい」です。
直接的に「汗」とは関係がなく、あくまでも「元々の体臭」を気にしすぎてしまう精神的な病気です。
ですが、私たちは極度の緊張状態に置かれると、平常時よりも発汗量が多くなります。
通常の緊張状態での発汗はエクリン腺からですが、それが視線恐怖など、極度のストレス状態によるものだとアポクリン腺から汗を出してしまいます。自分が臭っているという幻覚と、アポクリン腺からの発汗を判断材料に「自分はワキガに違いない!」と考えてしまうケースもあります。
この場合は精神科を受診することになります。
ワキガかどうかのセルフチェック
病院に行く前に以下の項目に当てはまっているかいないかセルフで確認しておきましょう。
もっと詳しくはワキガのセルフチェックについてのページを参考にしてみてください。
- 両親や親せきにワキガの人がいる(遺伝)
- ワキガだと指摘されたことがある
- お肉や乳製品ばかり好んで食べている
- 耳垢が湿っている
- 白いインナーの脇部が黄色くなっている
- 脇が白く粉をふいた状態になることがある
食事の面は何ともわかりにくいですが、それ以外で当てはまっているとワキガの可能性が高いです。
ワキガで皮膚科や形成外科に相談行くのが恥ずかしい人はキットで検査可能だったが今はない
ワキガかどうかを検査したいけど、「皮膚科や形成外科に行くのは恥ずかしいからいけない」という方は向けに以前は検査キットがあったようです。
株式会社双美照会という会社が提供していたようで、「ワキガ体質検査キット」といいます。
ただし、今はサービスが停止されていて申込することはできません。他にもキットを提供している会社があったようですが、そちらも今は終了しています。
そのため、ワキガの検査は、やはり皮膚科や形成外科に行く必要があるという結果になりました。
ただ、どうしても恥ずかしいという場合は当サイト「e-ワキガデオドラント」で推奨しているデオドラントから検討してみてください。その場しのぎの対策ではなく、ワキガを軽くしていくこともできますので、是非チェックしてみてください。
まとめ|病院でのワキガ検査はガーゼで臭うか試験切開の2択
このページではワキガかどうかの検査を病院でで行う場合の情報を見てきました。
結果、ワキガの検査には2つあることが分かりました。
- 脇にガーゼをあててしばらくし、医師が臭いを確認
- 試験切開
確実性では試験切開ですが、高額で跡も残る可能性があります。そのため、ガーゼで直接に追って判断してもらうのがやりやすい検査方法となります。
ただ、さすがに病院で診てもらうのはかなり恥ずかしさを感じてしまう方もいるでしょう。
疑わしい場合は自分でできる対策からしてみるというのもありだと思います。
今は化学も進歩して制汗効果や殺菌・消臭効果の高い医薬部外品のデオドラントが何種もあります。実際に使ってみると即効性だけじゃなく、脇の肌質が整い根本的な改善も実感できてきます。
【一生使う必要もなし】手術せずデオドラントでワキガが軽くなる理由でもご紹介していますが、目安は3~6ヶ月目くらいで汗や臭いの軽減を実感しやすいです。
ワキガ向けデオドラントですぐに対策したいという方は当サイトのTOPページからご確認してみてください。