ワキガ用デオドラントを塗っても効かない場合・ワキガが悪化する場合の原因を解説
このページでは、ワキガ対策用にデオドラントを使ったのに、
- そもそも最初から効かない
- 途中で効かなくなった、だんだん効かなくなる
- 臭いや汗量が悪化してしまった
という方向けに、この3つの原因について、詳しく解説していきます。
もし、あなたがデオドラントでワキガ対策していて、「効かない」「悪化した」と感じているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
私もワキガが悪化する原因を複数していたので、高品質なデオドラント(その時はノアンデ)を塗っていても効かない時期がありました。
あなたには同じ思いをしてほしくないので、サラッとでもチェクしてみてください。
ワキガ対策に買ったデオドラントが最初から「効かない」原因
ワキガに効くと思って買ったデオドラント。
いざ使ってみると「全然効かない」ってこともありますよね。
考えられる原因は以下の通りです。
そもそもデオドラント自体の効果が弱い
※エキシウクリームのレビューより抜粋
デオドラントがワキガに効かない場合、ほとんどの方がこの理由に当てはまるのではないでしょうか。
有効成分が入っている「医薬部外品」だから効果はあると思いがちですが、案外効果が無かったりします。
効果が無い原因は有効成分とサポート成分にあることが多いです。
- 有効成分自体の効果が弱い
- 殺菌(抑臭・消臭)もしくは制汗どちらかの有効成分が入っていない
- 殺菌(抑臭・消臭)や制汗をサポートする成分が入っていないか、少ない
このようなデオドラントは即効性も弱く、効果も低いです
市販のデオドラントや、質の低い通販品に多いので、別の質の良いデオドラントに買い替える必要があります。
有効成分があなたに合っていない
※シナイデオドラントの成分
ワキガ対策のデオドラントはほとんどが「医薬部外品」です。
医薬部外品なので、ワキガへの臭いや制汗効果が認められている「有効成分」が1~3種入っています。
国に効果があると認められた成分なので、万人に効果がありそうですが、意外に個人差があります。
同じデオドラントでもワキガAさんには効いて、ワキガBさんには効かない、といったように、合う合わないが不思議とあるんですね。
効かない場合は、買い換えてしまうのが一番手っ取り早いです。
あなたが効かないと感じたデオドラントの有効成分を確認し、次は
- 別の有効成分が入っている
- 他の有効成分も入っている
どちらかのアイテムを試してみるのが良でしょう。
例えば、こんな感じ、
有効成分 |
クロルヒドロキシアルミニウム |
---|
効かなかった
↓↓
別の有効成分が入っているデオドラントにしてみる
有効成分 |
パラフェノールスルホン酸亜鉛 イソプロピルメチルフェノール |
---|
※有効成分の詳細はこちらをご覧ください。
液体タイプやスティックタイプのデオドラントを使っている
※デトランスαのレビューより抜粋
デオドラントのテクスチャーが
- 液体タイプ(ロールオンの場合など)
- スティックタイプ
の場合、脇への密着性が低くて効かないことがよくあります。
私も液体タイプのデオドラントを使って効果を実感できたのは無くて、効果がある多くの場合がクリームタイプでした。
なぜクリームタイプのデオドラントが効きやすいのか簡単に言うと、指でしっかり塗り込める点や肌への密着力が高いからです。
詳しくはロールオン・スプレー・クリームの中でワキガに良いデオドラントは?のページをご覧ください。
スティックタイプは、塗りムラができやすいです。最後に指で塗り込むと効果が高くなりますよ。
もしあなたが液体タイプやスティックやイプのデオドラントを使って「効果がない」と感じているのであれば、次はクリームタイプのデオドラントを使ってみることを推奨します。
※ジェルタイプも密着力は高いですが、デオドラントの数が少ないです。
汗を拭いて脇の水気をとって、清潔にしてから塗っていない
ほとんどの方が大丈夫だとは思いますが、念のため記載しておきますね。
デオドラントの使い方として、「塗る前は脇の汗をぬぐって、清潔な状態にする」というのが大前提です
なぜかというと、
- 皮脂や雑菌がいる上から塗ると効果が弱まる
- 汗で濡れた脇の上から塗ってもテクスチャーが皮膚に密着しにくい
からです。
デオドラントの効果を最大限に引き出すためには脇を清潔な状態にし、乾かしてから塗りましょう。
脇を清潔にする時、私のおすすめはハンドタオル(水で湿らしたものでもOK)です。肌触りが良くて汗を吸収しやすいからです。
ちなみに、市販の制汗シートはこちらでも書いているようにリスクがあるのでご注意ください。
日中塗り直していない
※化粧ポーチイメージ
どんなに質の高いデオドラントでも日中の塗り直しは必要です。
特に使い始めの頃は塗り直しが必要で、最低2~3回は塗り直すべきです。
外出時も、デオドラントを化粧ポーチになどに入れて持ち歩きましょう。
トイレに行く時やお昼休憩など、塗り直しするタイミングを自分の中で習慣化しておくと忘れませんよ。
何度も塗り直すのは面倒かもしれませんが、質の良いデオドラントの場合は継続して使っていると、塗り直す回数を減らしても効果が持続するようになってきます。
最初は意識して塗り直しをしてくださいね。
その時、汗を拭き、脇を清潔にしてから塗ることをお忘れなく。
ケチって少量しか塗っていない
これも大丈夫だとは思いますが、念のため記載してます。
効果の高いデオドラントでも、あまりに塗る量が少ないと効き目が弱いです。
脇全体をカバーできるくらいの量を両脇にしっかり塗ってくださいね。
特に使い始めの頃はたっぷり塗るくらいが効きやすいですよ。
ワキガに効いていたデオドラントが「急に効かなくなった」「徐々に効かなくなる」原因
今まではいい感じに効いていたデオドラントが
- 「急に効かなくなった」
- 「徐々に効かなくなる」
と感じることがあります。
「ワキガ臭の原因菌、汗腺や体質に耐性が出来てしまったんじゃ?」
と思われる方がいますが、これは勘違いです。
ワキガ対策の有効成分で耐性ができることはありません。
ではなぜ「効かなくなった」「効かなくなる」と感じたのか?
本当の原因は、ワキガの悪化であることが多いんです。
- ワキガ臭が今までよりも強くなった
- 今まで以上に汗が出る体質になってしまった
ことが考えられます。
以下では、デオドラントを使っているのにワキガが悪化する原因について触れているので、読み進めていただければと思います。
デオドラントを使っているのにワキガが悪化する理由は主にこの7つ
ワキガに良かれと思ってやっていることが逆効果かも?
デオドラントを使っているのにワキガが悪化する理由について、悪化する可能性が高い順に7つご紹介していますので、参考に見てみてください。
1つ目|スプレータイプのデオドラントを愛用している
※スプレーのデオドラントイメージ
スプレータイプのデオドラントは、使わない方が良いです。
スプレーには脇を乾燥させるパウダーや化学成分が多く配合されていて、脇を乾燥させてしまうからです。
使った瞬間はサラサラになって効いているように感じますが、それは勘違いです。
肌は乾燥すると「皮膚を守らなきゃ」と思って必要以上に汗や皮脂を分泌し、外部刺激から身を守ろうとします。
当然、アポクリン汗腺やエクリン汗腺からの汗が増えるので、ワキガ臭が強くなります。
実は私もノアンデを使い始めた頃に全然効かなくて、調べたら併用していたエージーデオ24のスプレーが悪かったようで、併用をやめたらすぐにノアンデの効果も出ました。
ノアンデでワキガが悪化した私の口コミ体験談はこちらでご覧ください。
もし今スプレータイプのデオドラントを使っている場合は即使用をやめてくださいね。
2つ目|刺激の強いデオドラントを愛用している
※刺激のイメージ
有効成分による殺菌(消臭)・制汗効果はあっても、高刺激のデオドラントは危険です。
理由は2つあって、
- 皮膚の乾燥を招く
- 必要な皮膚常在菌である善玉菌まで殺してしまう
からです。
①に関しては先ほど書きましたので割愛します。
②は、アルコール系のデオドラントにありがちで、殺菌力が強すぎることが原因です。
善玉菌は雑菌やウイルスから守ってくれる大切な存在です。
善玉菌が減って悪玉菌が優位になると、皮膚常在菌のバランスが崩れ、ワキガの悪化だけじゃなく、皮膚の炎症にもつながるので、長期の使用は避けましょう。
3つ目|かゆみが出る制汗剤やデオドラントを使っている
※かゆいイメージ
今使っている制汗剤やデオドラントで、かゆみを感じるようであれば使用をやめた方が良いです。
かゆみが出やすい制汗剤・デオドラントとしては以下のようなアイテムがあります。
- 「塩化アルミニウム」入り制汗剤
- 「ミョウバン」入りデオドラント
①の塩化アルミニウム」は濃度によって強さも変わってきますが、収れん作用が高くて、かゆみが出やすいです。
②のミョウバンは低刺激ですが、デオナチュレでワキガ対策したら脇がかゆい!かゆみの出る原因と対策を解説でも書いているように、人によってはかゆみが出ます。
かゆみが出るということは皮膚刺激がある証拠ですので、脇には悪影響です。
刺激は黒ずみの原因にもなるので、見た目にも悪影響が出てしまいますよ。
4つ目|保湿・整肌成分が乏しいデオドラントを使っている
※保湿イメージ
ワキガ対策を、長期目線で見た時に保湿・整肌は必須です。
殺菌(消臭)や制汗効果だけあっても、保湿・整肌できない場合、その場しのぎのワキガ対策になってしまい、根本的にワキガを軽くすることはできません。
有効成分が低刺激であればまだ良いのですが、皮膚刺激がある場合、乾燥を招き、結果ワキガが悪化してしまいます。
だから、ワキガ対策の人気デオドラント全45種にランクを付けでは、整肌(保湿含む)効果を重要視してランク付けしています。
5つ目|脇をゴシゴシ洗ってしまっている
※洗うイメージ
ゴシゴシ洗うことで、以下のようなデメリットがあります。
- 皮脂が必要以上に失われて肌が乾燥する
- 皮膚に傷がついて乾燥する
- 善玉菌まで洗い流してしまい、悪玉菌が繁殖しやすくなる
これらすべてワキガを悪化させる原因となります。
泡で優しくパックするような洗い方で十分です。
不安な方は、クリアネオパールボディソープやデオシークボディーソープなど、専用のデオドラントソープで洗うと安心ですよ。
また、その他の間違った洗い方や正しい洗い方については「【洗いすぎNG】ワキガの脇の正しい洗い方・間違った洗い方を解説」で詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。
6つ目|制汗シートで脇を拭いてしまっている
※制汗シートのイメージ
市販でよく見る制汗シートにはアルコール類(エタノール等)が殺菌・除菌目的で配合されています。
例えば、エージー24制汗シートの全成分を見てみると、水の次にエタノールが記載されています。
成分表示の順番は多い順なので、1番に水、2番目にエタノールが多く含まれているという事がわかります。
アルコールは肌つけると、水分と一緒に蒸発してしまうので、皮膚の乾燥を招きます。
乾燥は汗・皮脂の分泌を促進するので、結果ワキガが悪化してしまうんですね。
このようなデオドラントシートを多用している方は、いくら質の高いデオドラントを塗っていても、ワキガが軽くなっていく可能性は低いです。
7つ目|ロールオンのデオドラントを愛用している
※シナイデオドラントのレビューより抜粋
ロールオンタイプは、先端がクルクル回って、直に塗るタイプのデオドラントです。
デオナチュレソフトストーンWやBanロールオンなどです。
中身が液体なので、肌への密着力が弱く、効きにくいデメリットもありますが、「直塗り」というのが良くないです。
直接肌に塗るタイプは、雑菌がロール部に繁殖しやすく、衛生的に良いとは言えません。
これが原因で悪化する場合はほとんどありませんが、可能性としてあり得るということで、最後に記載しました。
まとめ|一番重要なのはデオドラント選び
ここまで、ワキガ対策に使ったデオドラントが
- 効かない
- 効かなくなってしまった
- 悪化してしまった
原因を解説してきました。
これら原因を見てきて、一番重要なのは、デオドラント選びだと私は感じました。
「ワキガに効果の高いデオドラントの選び方」で解説しているような質の高いデオドラントであれば、「効かない」とか「悪化」の可能性はとても低くなります。
逆に、質の低いデオドラントを使うと「効かない」「悪化」といった結果になってしまいます。
「それは分かったけど、質の高いデオドラントってどれ?」という方は、
私が46種以上のワキガ向けデオドラントを調べたり使った結果、本当に良かったアイテムを厳選した「効果最強!ワキガに効くデオドラントランキング|TOP5」から検討していただければ幸いです。